Ether.fi
Ether.fi
最初編集日 4/3
▸概要
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CoinDeskによる報道、合計530万ドルの資金の調達に成功し、BitMexのファウンダーArthur Hayesなどの大物にバッキングされています。
一種のliquid staking derivative (Pool型) 兼SaaSであります。次の段落で詳しく説明します。
プラットフォーム自体は現在非常に早期段階でTwitterのフォロワーも6000人ほどしかいません。エアドロを匂わせていて現在から参加すると数すくない早期参加者になる事ができるので資金に余裕のある方は参加していきましょう。
▸ステーキング
EthereumはPoSのブロックチェーンであります。これはステーキングなしには新たなブロックが形成されないということを意味しています。今回紹介させていただきたいEther.fiはステーキングサービスの一種を提供しているプロトコルです。まず、ステーキングの種類から見ていきましょう。
Ethereumはもちろん非中央集権型のブロックチェーンですが、これを会社と想像してみてください。会社であるので社員は欲しいわけですが、だれでもいいわけなく一定の資格の持っているひとが良いわけです、よって32ETHをあらかじめ徴収して社員証を発行します。社員証を持った社員はこの会社での労働の報酬の受け取りの場所として専用の銀行口座を作成します。
上述の中の社員はイーサチェーン上の「Validator」、社員証はバリデータであることを証明する「validator key」のことで、銀行口座は発生する報酬を受け取るアドレスのことつまり、「Withdrawl Key」です。
この二種類のKeyの所有権の違いで四種類のステーキング方式があるわけです。
ステーキングは大きく分けると合計4種類があります。それぞれCEX型、Pool型、SaaS型、Solo型。
この段落のスクショはすべてEthereum.orgからです
・CEX型
バイナンスなどでステーキングしたことのある方は32ETHなどをロックしていなく、自分の好きな金額を好きなだけステーキングすればいいだけでwithdrawするときも新たにkeyを作成する必要がないと思います。
これはCEXが顧客から資金を集め、まとめてstakingし、一部収益を取ってから残りのステーキング利益をそのまま個々人に分配しているからです。
つまり私たちは両方のKeyをいずれも所有しておらず、もしCEXがFTXと同じことが起きたら何もすることができないです。
・Pool類
CEXと似たようなプールにすべての資金をあつめそれをプロトコルの下で運用する仕組み。しかしこのプロセスはすべてスマートコントラクトに任せているのが普通です。これで中心化のリスクを大幅軽減することを期待できます。
しかしながら、もしステーキングしているETHおよびリワードをwithdrawしたい場合
資金取り出したいとPoolに報告
↓
Poolはこの情報をPoolのvalidatorに報告
↓
Poolのvalidatorはさらにこの情報をEthereumに報告
↓
Ethereumは報告された情報に沿って、資金をPoolのアドレス宛に送付します
↓
最終的にPoolは自分たちの利潤を減らした額をこのリクエストしたユーザに返す
というような一連の作業が必要です。わかる通り、Keyは完全に掌握していなく、結局Pool側が大きな決定権を握っていて、もしスマートコントラクトになにかバグがあればそこのリスクにさらされます。
こうすることで資金の最終決定権はLidoが握っているので、安心してユーザにLSD(LSDとは流動性トークン、例えばLidoであればETHをステーキングすると同じくErc-20トークンであるstETHをミントでき、それを別のところで使えたりします)を提供できます。
一方、ソロステーキングやSaaSであると、資金の最終決定権はユーザにあるのでもちろんLSDは発行できません。
一般ユーザにとって、中心化のリスクが嫌な方はLIDO, rocket poolのようなPool型は非常にいい折衷案です。
・SaaS型
validator keyとETHをStaking サービス(SaaS)を提供してくれる運営者に渡して、運営してもらうが、Validator Keyは運営者と共同保有の上withdrawl keyは自分しか所持しない。
つまり、元金を提供してSaaSのプールに働いてもらって最終的に一部の利益をプールにわけ、自分の利益を取るという仕組みです。withdrawl keyとvalidator keyの両方を持っているのでプールがラグっても自分でethereumに資金の取り出しを報告すれば資金は戻ってきます。
安全性を極度近くまで確保したことでLSDは提供できなくなります。(Poolは全く元金に決定権がないのでLSDを提供したらリスクは計り知れない)
・Solo型
一番理解しやすいステーキング形式、自分でvalidatorになり24時間ノードを運営する。両方のkeyは誰にも共有することなく、自分ひとりでやっていく。32ETHの資金を納めたら始めることが可能。
しかしEthereumはvalidatorの仕事を中断したノードにペナルティーを与えるシステムなので専門じゃない人とは無縁です。
▸Ether.fiのステーキング
32ETHを所持している人はether.fiのプラットフォームで自分のお気に入りのノードoperator(ステーキング後実際作業をする人)を選ぶことができます。
具体的に言うと、自分の要件をEther.fiのプラットフォームに投稿すると、応募してくるノードoperatorがたくさんいます。32ETHの所持者(つまりStaker)は、この人たちの過去の実績によって選別しなければなりません。また、ノードが作動しなくなると、Ethereumブロックチェーンから自動的にペナルティが下されるため、常に監視しておかなければなりません。ペナルティは、自分のステーキングした資金の一部であるETHがburnされます。これはStaker自身が受けなければならないリスクです。
また、Node operatorは最初に一定の金額をEther.fiに収めた後に許可されます。そのため、悪意のある行動は取りにくいとされます。
32ETHをステーキングして、お気に入りのNode operatorを見つけた後、自分で保有するために、StakerはパブリックアドレスよりValidator keyがミントされます。Node operatorは、このキーを使って作業します。
ステーキングと同時に、Validator key以外にも、30ETHの引換券であるT-NFTおよび2ETHの引換券であるB-NFTがミントされます。
T-NFTはすぐに交換可能で転送も可能ですが、B-NFTは、Validator nodeから完全に退却するまでSoul bondとなります。
Stakeを完全に取り戻すには、Validator作業から完全に退却する必要があり、もし過度に早く退却しようと思えばペナルティが課されます。
両方のNFTを所持していない場合、ステーキングして得られた報酬は受け取れません。
また、32ETHを所持していない人には、Lidoのような統一管理のプールという選択肢があります。これもLidoと同じく、2つのキーにアクセスする権限がありません。
この場合、LidoのstETHと同じようなもの、eETHが配布されます。理論上1:1でETHと交換可能です。
つまり、Ether.fiは、SaaSと似たような独自管理システムと、Lidoと似たようなPool型の統一管理システムの二種類を統合したプロトコルです。
▸エアドロ
非常に早期段階で、今から参加する人は早期参加者にあたります。
具体的にやる事はEther.fiでメインネットのETHをステーキングしてください。
※最低額0.1ETH 推奨額1ETH~2ETH (リスクを受けたくない方は無理して1ETHを入れる必要はないです。)
▸ルール、期待値
今回のイベントはポイント制になります、要するにできるだけ早く、多くステーキングすればいいです。また、クジラ予防のために貰えるポイントはETHの量にもよるがルートがかかるため大口より小口有利。(下記のスクショのPoints earnedを参照)
9eth →3eth分のpoint4eth →21eth →1
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シビル対策ありますか? メインネットなのでガス代が高く、また最低額を設定してある。 |
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エアドロを保証することはできません。 |
▸サマリー
具体的な情報はまだ少ないが、何等かのリワードがあるのは間違いないでしょう。また、現在はこのプロトコルを知っている人はまだまだ少数なので一人当たりの量が多いと予想されます。
外部によって監察されていますが、やはりリスクはあります。DYORして投入資金を自分なりに熟慮することをお勧めします。
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