Thirdweb (ZksyncEra)

 Thirdweb

最初編集日 6/3


▸概要

最近ではLinea、StarknetをはじめとするWeb3PJ側はエアドロ匂わせを餌にユーザからどんどん金を吸い上げています、正直少し疲れちゃっています。今回はそれらのPJと違って全くユーザを煽るような行為をしていないThirdwebを使ってZksyncEraの垢を豊富にしていきます。

普通のTxとは違って自分のNFTのコントラクトを配置するTxは一般的には価値の高いものと考えられます。これをやらない人よりは自分の垢の質が断然に上がります。

ちなみにThirdWebは過去に一度1ETHやNFTやイベントチケットの抽選形式エアドロをやったことがありますが、独自トークンはリリースしていないので一石二鳥になります。

また、ここに書かれてある内容はZksyncEra中心ですので、別のチェーンでも全く同じ手順で行うことができます。能力のある方は同じことをこれまで紹介してきたテストネット、メインネットにやってみてください。(e.g. base, Optimism, Polygon Zkevm, Linea, Scroll...)


▸Smart Contract(スマートコントラクト)とは

・概要

これまでの記事では何度もSCという単語を使っていましたがWeb3の初心者には理解しにくいタームなので一度軽く説明したいと思います。


↑中田敦彦によるDAOの説明がメインですが、スマートコントラクトにも言及しています。私の拙い説明より随分わかりやすいので是非合わせてみてください。(前編と後編になっていますので両方ともにみてください、1時間ほどの動画になります。)

※これよりスマートコントラクトをSCという縮写で表現します。


・辞書的な定義

SCとは一定の前提条件をもとにして自動的に作動するブロックチェーンにおけるプログラムのこと。SCを使うことで中間人、信頼関係を必要なしに常に一定の結果が得られることを積極的に期待できるものです。

イメージとしては自販機に百円玉を投入したら選択したドリンクが出てくるのようなものです。


・用例

Liquidity Poolは一番わかりやすい例になります、現在存在している大部分のスワップを可能にするサイト(DEX)はSCを使っています。ETHとUSDCのプールを例にすると、プールにETHトークンが追加されたら必ず一定の割合のUSDCトークンをそのアドレスに送ることです。毎日スワップをやっている人も多いと思いますが、本質的にはSCを使っていることになります。

他にもエアドロやDAOの投票、資金集め、NFTミントなどが挙げられます。


▸ThirdWebとは

これまでの記事をフォローしてきた方はすでに2、3回ほどThirdWebを使ってきていると思います。何をしているかというとブロックチェーン上に自分のSCをDeploy(配置、作成)をしています。

普通であれば開発者、つまりDevsが一生懸命コーディングし、その結果高度に特性のある
SCが作られます。

ThirdWebは私たちのようなコーディングの初心者もしくは全くコーディングの経験のない人向けに開発されたものであり、コード必要なしで自分独自のSCを配置できるわけです。先述の通り、SCの配置は一般のTxよりも価値の高いものとされます。

Thirdweb自体はマルチチェーンで使えるものです、代表的なものはETH、ZksyncEra、Base、Lineaなど。


▸Erc-20を配置

実際使えるErc-20規格のトークンをZksyncEraにDeployします。このDeployされた通貨は熟知しているトークンと同じようなことができます。

ウォレットをZksyncEraのメインネットに切り替えて上記のサイトに接続してください。続いてウォレットを接続してDeployをクリックしてください。

すると下記のスクショの画面になります。
Nameは自分のトークンの名前のことを指しています。ETHのように名前を名付けてください。Zksynceraであることを再確認し、Deploy Nowをクリック。


Signするもの出てきますのでサインしてください。(2回)

Deploy成功したらthirdwebはこちらの画面に切り替わります。下記のスクショの②の箇所でToken tabが青くなっているのはみなさんの画面でも同じと思いますが、クリックしてください。

するとこちらの画面になります。Mintを先にしてください、額を設定する欄が出てきますが任意の数字を入れてください。私は1000万にしましたが同じ額じゃなくても全然大丈夫です。

MintすることはTxを発生させますのでガス代を支払ってください。

続いて先ほどMintしたトークンの一部をBurnしてください。額は任意です。


続いて自分のトークンをDEXで確認して、Poolに入れましょう。

先ほどと同じページで下記のスクショのようにコントラクトアドレスが出ています。コピーできるようになっていますのでコピーしてください。



https://syncswap.xyz/pool/wizard

上記のリンクはお馴染みのSyncSwapのLPページです。下記のスクショのように二種類のトークン(おそらくETH/USDC)になっていると思います、片方をクリックしてください。


するとトークン選択欄が出てきます。

1、の箇所に先ほどコピーした自分のトークンのコントラクトアドレスを貼り付けると自分のトークンが必ず出てくるようになっています。

2、このように自分のトークンが出てきます。選択してください。


つまりUSDC/独自トークンのペアになるようになってからCreateをクリックしてください。下記のスクショ参照。


Poolを作成したのち、Enter Poolをクリックしてください。




続いてDeposit Nowをクリックしてください。



1、何をいっているかというと、当たり前ですが、10分前に作ったトークンなので自分が初めてのDepositer(流動性提供者)であります。
そして現存するプールの大部分はプールの中に入っているトークンの比率によって価値が決定されるわけなので、The token ration will determine the initial price(投入する二種類のトークンの比率により独自トークンの価値が決められます)とサイト側から提示されています。

2、入れる額を決めてください、自分の作った草コインとUSDCを入れてください。額は自由ですが、基本取り出さないようにしてもらいたいのでUSDCは捨ててもいい額にしてください。(例えば0.1USDC)

3、両方をアンロックする必要があります、USDCはApproveする際MAX(最大)ではなく、使う額のみ入れるといいです。(サイトがハッキングされた場合損する額は自分の許可した額のみになります、マックスにするとあるだけ損します。)なお自分作成の草コインは別にマックスでも大丈夫です。

4、両方Unlockした状態でDepositしてください。



上記のステップ全て終了したら完成したことになります、 Syncswapのトレードの画面に行くと実際にトレードすることができますし、値段もちゃんと付いています。試しにスワップすることも推奨します。


のサイトでトークン選択の入力欄に自分の草コインののコントラクアドレスを貼れば表示されます。そのままスワップしてみてください。




▸NFTのSC Deploy

こちらのステップは非常に簡単です。自分のNFTコレクションのSCを作成し、その中にNFTを追加します。


上記のリンクをアクセスし、Nameの箇所を先ほどのトークンでやった時と全く同じように名付けし、一番したまでスクロールしてZksyncEraであることを再確認して、Deploy Nowをクリックしてください。

続いてこちらのページになると思います、NFTs tabをクリックしてください。



Mintをクリックしてください。


これで先ほど作成したNFTのコレクションの中に実際トレードできるNFTをミントすることができます、非常に安くMintできる上ZksyncEraのTx記録になりますので多くミントしても大丈夫です。

Mintの仕方はNameを入力し、適当に写真を貼り付けることです。(写真なくても行けると思います。)

入力完了後、一番下までスクロールしてMintをクリックしたら完成になります。同じ作業を何度か繰り返してください。






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