Y2K
■Y2K
最初編集日1/27
▸概要
NewOrderDaoが作り上げたdex。去年の10/22でarbチェーンで発足し、ペッグしたトークン(例えばusdt, sAAVEなど)のリスクに対応したい人向けに開発されています。
2022年の後半クリプト界隈で資産を保有している多くの人はリスク軽減のために変動の大きいトークンよりもステーブルトークンを保有するようになり、market capが全体の17%にもなりました。
しかしpegされたトークンとは言え流動性不足、安全性などの問題で一定のリスクを抱えています。例えばTerra USDのdepeg(価値の乖離)事件です。
このようなリスクを分散するためにY2Kを利用する人が増えています。
▸メカニズム
Y2Kは主要なpegされたトークン向けに保険を作っており、depegなどの不測な事態が発生した場合では事前に決められたルールに沿って、保険を買ったもしくは売った人に資金を分配します。
利用するにはまずETHをY2Kのvaultにロックし、Y2Kの提供している保険商品をbuy(将来的にdepegは起こると予測)もしくはsell(将来的にdepegは起きない)という形式で予測して自分のリスクを分散したり、あるトークンのshortしたりします。
Y2Kには二種類のvaultがあり、sellしたい人はrisk vault, buyしたい人はhedge vaultに資金を預け入れします。資金の預け入れ期間は自分で決められます。
もしトークンが自分で決めた期間でdepegした場合、risk vault(つまりdepegしないと予測した人達)に資金をロックした人の資金の一部を得られます。
その逆のシナリオの場合は同じようにhedge vaultの資金がrisk vaultに行きます。
Y2Kはデポジット期限の満了期でいずれのシチュエーションにも5%の手数料を徴収します。
▸現状
発足以来3か月の間ですでに410kドルを手数料で徴収しています。
将来的に資金のロックしなくても参入できるようなプロダクトをローンチする方針です。
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