ARB DAO Airdrop

 Arb DAO Airdrop

最初編集日3/24


▸アナウンスツイート

https://twitter.com/arbitrum/status/1638163835755397121


▸DAOエアドロリスト

https://bit.ly/3z0r9tJ



▸概要

注目を18か月の間にわたり集めていたArbitrumは、ローンチ後の18か月後にようやくエアドロを配布しました。私も含め多くの人は100万円ほどの収益を出しています。

この前の記事でも伝えていた通り、$ARBはArbitrum OneとArbitrum Novaを同時に管理するガバナンストークンで、Arbitrumチェーンの非中央集権化(decentralization)を象徴している出来事です。

大きなエアドロはブロックチェーン業界にとっては大きな興奮剤となりましたが、最も恩恵を受けたのはArbitrum上にすでに配置してあったDAOかもしれません。

下記のスクショはDAOに配布される$ARBの枚数の数で作られたグラフであります。


詳細の記載されてあるリストは▸DAOエアドロリストに添付しています。

・800万枚:2プロジェクト - TREASURE、GMX 

・300万~500万枚:7プロジェクト - UNISWAP、SUSHISWAP、DOPEX、CURVE、RADIANT CAPITAL、BALANCER、PROTOCOL GUILD 

・100万~300万枚:24プロジェクト 

・10万~100万枚:41プロジェクト 

・7.5万枚:63プロジェクト


137個のDAOのうち、半数のプロジェクトが7.5万枚のエアドロを受け取りました。ただし、それらのプロジェクトが受け取った合計量はわずか472.5万枚で、総量の約4.2%しか占めていません。一方、TREASUREとGMXの2つのプロジェクトが受け取ったエアドロの合計は1600万枚で、総量の約14%を占めています。

DAOごとの配分はArbitrumチェーンに配置した日にち、Arbitrumネイティブであるかどうか、TVLなどの指標で決められています。

今回の記事は137個のDAOの中から期待値の高いものを先週して紹介したいと思います。



▸期待値

今回のDAO向けの大規模エアドロは投票権のローカライゼーションを狙っていて、ガバナンス権をコミュニティに譲渡する重要な一歩です。

簡単に言えば、これらのトークン(10 billionトークンの中の40%)はDAOのトレジャリーの中に配布されます。DAOですから、DAO内のガバナンスを通してこれらの資金の配分を決めるということです。

一部のDAOはこの突然降ってくるトークンをコミュニティに配るのが一般的です。ただし、ガバナンスは結構煩雑で時間のかかる作業なので実際に配分されるまでは一定の時間を待たなければいけないかもしれません。


3/18の記事のスクショになります。合わせて参考してみてください。


また、下記のスクショはANDAO(Arbitrumのニュースを流してくれるDAO、一定の権威を持つ)   が普通ユーザに返信しているところです。

Q:137個のDAOを使っていれば更なるエアドロを期待できるということでいいですか?

A:そうかもしれません!




個々のDAOにもよりますが、期待値は総合的に言えば高めだと思います。



▸Radiant Cpital ($RDNT)

・プロトコル概要

AAVE、Compoundと似たようなlendingプロトコル、マルチチェーンを発展目標としている。要するに複数のチェーンでlending,borrowするとき、ブリッジなどの手間を省くことができるということです。

トランザクションのvolumeはCompoundと大差はないですが、lendingのトッププロトコルAAVEとは長い距離があります。


・V2について

Defillamaによると現在のTVLは$123 million、Arbitrumチェーンのトッププロトコルの一つです。ArbitrumチェーンでV1をローンチ。今年の3/19でV2をローンチ。インフレ問題対処のために新規トークン放出条件を厳しくしています。また、マルチチェーンをさらに効率化するためにERC-20の規格である$RDNT(ガバトークン、流動性提供者向けのインセンティブトークンでもある)をOmni Fungible Token(OFT)に変換。

※OFTとはLayer Zero Labsが開発した、トークンのラッピング、中間チェーン、流動性プールの必要性なしに、安全に交換可能なトークン(Fungible token)をマルチチェーンで移 転することを可能にするトークンの規格です。詳細はこちらをご覧ください。


・新規ユーザについて

なお活躍しているユーザや新規ユーザは2022のQ3と今年の1,2月のarbitrumハイプ後減少傾向がみられます。V2のローンチもこの傾向を逆転させることはできませんでした。

新規ユーザー(New wallets)の箇所では1,2月のハイプ後半分以下まで減少


・エアドロ

ユーザーの減少はプロトコルの観点から見るといいことではないですが、エアドロ狙いの観点からみると今回配分された3,348,026枚の$ARB(配分量は全部のDAOの中で7位)はインセンティブとして新規コミュニティおよび既存コミュニティで配分される可能性は高いと思います。

具体的にやることはリンクよりRadiant Capitalにアクセスし、marketsの場所で自分の所持しているトークンをクリック、depositしてください。終わればスクショにも提示しているようにmarkets→zap into dLPを選択、walletで最小5ドル以上のETHをロックします。(dLPをロデポジットしている資産の5%以上ロックすることでデポジットのAPYだけでなく、RDNTの排出の一部を受け取ることができます。)もし100ドル以上をデポジットした場合、meet eligibilityをクリックし、自動的に5%の額が算出されますので、ロックします。

終われば資金をそのままプロトコルの中においても大丈夫ですし、取り出すことも大丈夫です。10~100ドルほどであれば置いときましょう。



▸CamelotDEX ($GRAIL)

Uniswap V2と同じようにプライスレンジが0~無限のAMMでありながら、Curveのようにステーブルコイン向けに低いスリッページで取引を行えるようにしています。また、Project向けの機能としてこのdex上でトークンの買う場合および売る場合の手数料を設定できます。

2月のTVLは30Mほどだったのですが5日前で100Mを突破し現在110Mまで急増しています。


$ARBトークンの配分は全DAOの中18位、2,189,094枚となります。もらっている枚数が多く、おさわりも簡単です。

Camelotで必要に応じてスワップを行うだけで十分です。ほかにtrader joe(38位,901,392枚$ARB)でスワップしてもいいです。


▸GMX ($GMX, $GLP)

・GMX

https://app.gmx.io/#/trade


2/10で紹介したVELAと非常に似ているArbのperpeual trading dexです。Arbitrumチェーンの最も大きいdex、すべてのデータは驚くべきほどの高さに到達しています。avalancheにもローンチしています。


獲得したエアドロは800Mの$ARBトークンですから必ず触りましょう。

GMX(ガバトークン、earnページでステーキングする必要があります)とGLP(liquidity provideトークン、購入すると自動的にfeeが出ます。earnのページで生成したfeeをクレームできます、ステーキングする必要はないです。)を購入し、GMXをステーキングし、feeで儲けましょう!またトレード機能で取引を何回かしてください。


▸ボーナス Arbitrum NOVA

・概要

Arbitrumと言ったら Arbitrum One, Nitro, NOVAの三つの固有名詞を思い浮かぶ人は多数だと思いますが、3つの違いがあやふやなところも多いと思います。

まずNitroとは22年のOdysseyイベントが原因でガス代が爆増したため、チームは一時イベントを停止し、Arbitrum One(いつも使っているArbitrumチェーン)をNitroバージョンにアップグレードをすることが決定されました。つまりNitroとはOneをアップグレードしたバージョンであり、IOSと似たような感じです。アップグレードされたネットワークの正式名称はArbitrum Oneに変わりはありません。去年の夏、実際にアップグレードされ実装されています。ガス代軽減、処理能力向上を売りにしていますが、近日やはりガス代が高いと感じています。

NitroとOneに対しNOVAとはOneから独立したネットワーク(Standalone network)であり、Oneとの最も大きな違いはデータの処理の仕方です。Oneはオプティミズムロールアップ技術を使い、データをオフチェーンで処理し、それをL1にまとめて送る事でガス代の軽減をしています。

これに対しNOVAはStarkと似ていて、Anytrust technologyと呼ばれるスケーリングソリューションを使っています。OPロールアップと同じくTxをオフチェーンで処理しますが、送られたデータは正しいと仮定してチャレンジ期間で真偽の挑戦を待つのではなく、オフチェーンで選ばれた一つのバリデータの委員会(Data Availability Commitee)にデータを送り処理してもらいます。処理が終わりましたらOneと同じく圧縮され(bundled)L1に送られます。NOVAはトランザクションを一つのproof(single proof)に圧縮されL1に送るため、L1で処理する必要のあるデータは大量に軽減されますが、それなりに安全性は損なわれます。

NovaもArbitrum OneはいずれもOffchain Labsによって開発されています。


・期待値

redpoint, lightspeed venture partners, polygon capitalなどから120Mを調達することに成功したので仮に独自トークンをローンチするならArbに負けないほどのエアドロを期待できます。

また、Arbitrum foundationは10Bの$NOVEをミントしたのでエアドロの可能性はあると思います。




・おさわり

chainlistからNovaネットワークを追加、すでに入っている方はそちらに切り替えてください。


続いてこちらのオフィシャルブリッジサイトで$ETHをNovaにブリッジ(最少額の条件あるかもしれませんので、最低0.005でそれ以上をブリッジしましょう)

NFTマーケットであるtofuでNOVAチェーンの安いNFTを一枚任意に購入。

すでに過去で紹介したことあるarbswapでスワップを行います。(ガス代安いので3~5回ほど行いましょう)

また資金を回収する場合はorbiterを使ってArbチェーンにブリッジしましょう。0.0005ETHをNovaに残すようにお願いします。回収しない場合、orbiter使って少額ブリッジしましょう。


▸サマリー

Arbのエアドロでも他のエアドロでも見られる傾向は取引高および取引量が重要です。軍資金が少ないのであればスワップの回数を毎月何回かすることでエアドロの確率が上がるだけではなく、もらえる量も上がります。

ボーナス編でnovaについて書きましたが、これに関しては憶測でありますのでエアドロされない可能性もあります。


 

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